施工事例

宮地の家

昔ながらの集落が残る久米南町宮地地区。

起伏のある地形には朝霧がたちこめ、美しい山の景色が一面に広がる場所で過去5代にわたって住み継いだ築150年の住宅を全面リフォームさせていただきました。

「暗い」「寒い」「仕切りが多くて使いにくい」。そんな、古家特有の暮らしにくさを解消すべく、住みやすいシンプルな間取りに大改変。細かく分かれていた和室の壁と段差を取り払い、3部屋分を無垢のフローリ ングでつなぎ一つにしました。家の中心に広く開放的な空間(リビングダイニング)を創ることで、各部屋への移動も実にスムーズに。料理、“食事、くつろぎ、がひとつになることで、家族が自然に集まるゆるやかな団らんの場が生まれるよう工夫しました。

LDKの一角にはもともとあった部屋を小上がりにして上品な和室にリフォーム。あらたまった席にもフレキ シブルに利用できます。
リビングの開口部からは陽光が差し込み「日中は電気をつける必要がないほど明るい」と好評です。冬は薪ストーブの炎が家全体を暖かく包みこみます。ウォークインクローゼットや食品庫も新たに設け、悩ましい収納問題もスッキリ解消。住み心地と使いやすさの工夫が随所に光る会心のリフォームとなりました。